みんなでつなぐ

でんきをつくり、届ける

生活クラブ神奈川 ちがさきデポー発電所

生活クラブ神奈川の2015年度活動計画策定の『脱原発・自然エネルギー推進活動』において以下を基本方針とし、ちがさきセンター/デポーの太陽光発電所設置はここからスタートしました。

【基本方針】

1)2016年からの電力小売自由化に向けて、㈱生活クラブエナジーから組合員家庭へのグリーン電力供給に向けたメニューづくりとして、アンケート活動を実施します。

2)組合員参加によるエネルギー事業の検討をすすめます。2013年度に決定した生活クラブ施設における太陽光発電所設置の優先順にもとづいた組合員パネルオーナー制度による太陽光発電ならびに農地における太陽光発電(ソーラーシェアリング)を検討します。また発電した電気は(株)生活クラブエナジーを通じて循環させる方式を検討します。

3)太陽光発電を設置している組合員や自然エネルギー、省エネに関心のある人のネットワークづくりと場づくりの検討を進めます。自然エネルギーを展開することで地域社会が豊かになるような視点(社会的経済)での運動と事業を展望します。

4)脱原発・自然エネルギーをテーマとした学習会等を開催します。

2015年度環境政策委員会の活動方針として、生活クラブエナジーの設立を契機に「既存センター、デポーへの太陽光パネルをカンパで設置するなどを検討すること。また組合員が出資し、自分の名前のついたパネルを設置できる可能性やカンパで設置するなどを検討すること。」としました。

生活クラブ神奈川では、2014年にあやせ総合センター、小田原センターに太陽光パネルを設置し稼働開始しました。この設置については、生活クラブ神奈川の設備投資として出資金を使用し建設しました。2015年4月1日から(株)生活クラブエナジーへの売電がスタートしました。

2013年度に決定した生活クラブ施設における太陽光発電所設置の優先順位に従って、事業性を含めた設置可能性の1次調査を行い、2015年度にちがさきセンター/デポーに設置することを決定しました。また、私たち運動グループの仲間である「社会福祉法人いきいき福祉会 ラポール三ツ沢」の屋上への設置も決定しました。ラポール三ツ沢含め、神奈川の生活クラブ施設の太陽光発電所の設置は合計4か所となりました。

ちがさきセンター/デポーとラポール三ツ沢の太陽光パネル設置にあたっては『2015年度 環境政策委員会4つの活動方針』に基づいて行いました。

【活動方針】

1)生活クラブ神奈川におけるFEC自給圏づくりを一歩前に進める活動と位置づけ、具体化を図ります。

2)生活クラブ神奈川において再生可能エネルギー事業を推進することで、(株)生活クラブエナジーにおける自然エネルギーのシェアが拡大できるとともに生活クラブ(組合員)によるエネルギーの自治力を高め未来づくりにつなげます。

3)食と同じく日常の暮らしにとって重要なエネルギー問題を身近な活動につなげ、多くの組合員が活動に参加する機会をつくることでエネルギーへの関心を高め、エネルギー自治や自然エネギーを広げる活動つなげます。

4)この取組みに参加した組合員の中から、生活クラブの環境活動の担い手づくりにつなげます。

その一環として、組合員による特別増資を募りました。2,035人の組合員から3,565口(1口5,000円、合計 17,825,000円の特別増資)が寄せられ、ちがさきセンター/デポーとラポール三ツ沢の太陽光パネル設置費用の80%以上を組合員特別増資で賄うことができました。増資に参加した組合員へは全員に神奈川農産物生産者である「下曽我ミカン生産者グループの梅ジャム」をプレゼント、さらに抽選で「夢風ブランド酒」を5人にプレゼントしました。ちがさきセンター/デポーは、こうして組合員活動によって設置することができました。

ちがさきセンター/デポーの1Fはがちがさきデポーがあり、2Fは湘南生活クラブ生協の本部事務所、組合員活動拠点スペースとなっています。その屋上に103枚の太陽光パネルが設置されています。そこから組合員の元気と一緒に自然エネルギーを㈱生活クラブエナジーへと供給しています。

政策調整部 椿山