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燃料費調整制度に係るご契約条件の見直しのお知らせ(低圧電気需給約款の変更)

 

燃料費調整制度に係るご契約条件の見直しのお知らせ

(低圧電気需給約款の変更)

 

「生活クラブでんき」は、2022年12月ご利用分の電気料金より、燃料費調整に係る上限価格の設定を廃止することとしましたので、お知らせいたします。
 

  • *組合員家庭用(低圧)「生活クラブでんき」は、スタート段階から各エリアの大手の電気事業者(東京電力など)の規制料金(従量電灯・低圧電力)の考え方と同じ料金体系としてきました。「生活クラブでんき」の料金設定の考え方は、これまで通りで変更しません。
  • *大手の電気事業者(東京電力など)が市場高騰ならび一次エネルギーの高騰をふまえて自由料金の燃料費調整額の上限枠を撤廃しています。「生活クラブでんき」についても、燃料費調整額上限枠を撤廃します。基本料金、電力量料金などの料金単価は変更ありません。
  • *本見直しに係るご契約条件(低圧電気需給約款)の変更により、2022年12月ご利用分(2023年2月請求分)から見直し後の燃料費調整単価が適用となるため、燃料価格の高騰が続いた場合はご契約者の皆様のご負担増加が見込まれます。
  • *なお、政府が1月利用分から実施する予定の電気料金支援策(7円/kWhあたり)につきましては、「生活クラブでんき」でも実施いたします。

 
何卒ご理解を賜りますようにお願い申し上げます。
 
 

燃料費調整額上限撤廃のQ&A

 
 
Q1.燃料費調整額とは?
 

  • ・燃料費調整制度とは、火力発電に用いる燃料(原油、液化天然ガス、石炭)の価格変動を、「燃料費調整額」として毎月の電気料金に反映させる仕組みのことです。「燃料費調整額」は、ある3カ月間の平均燃料価格が基準価格と比較して、高ければ上がり、低ければ下がる仕組みです。この制度は多くの電気事業者が導入しています。
  • ・たとえば,2022年12月の燃料費調整額の計算に用いられている「燃料費調整単価」は,2022年7月~9月の平均燃料価格です(【図表】参照)。3ヵ月間の平均をとることで,可能な限り急激かつ大幅な料金変動を回避しています。

 

 

図表 燃調費調整のイメージ

<図表 燃調費調整のイメージ>

 

  • ・事業者の効率化努力のおよばない燃料価格や為替レートの影響を外部化することにより、事業者の経営効率化の成果を明確にし、経済情勢の変化を出来る限り迅速に料金に反映させると同時に、事業者の経営環境の安定を図ることを目的とし、1996年1月に導入されました。

 

 

図表 燃調費調整制度の流れ

<図表 燃調費調整制度の流れ>

 
 
Q2.燃料費調整額の「上限」とは?
 

  • ・規制料金(旧一般電気事業者の従量電灯プランなど)では消費者保護の観点から、燃料費調整額に上限が定められています。「生活クラブでんき」は規制料金の単価にならってプラン設定をしておりますが、規制料金ではなく自由料金ですので本来上限設定の義務はありませんが、規制料金と同じ燃料費調整額の上限を適応してきました。

 
 
Q3.なぜ「燃料費調整額」の上限の撤廃をするの?
 

  • ・世界的な燃料価格の高騰や円安などに影響により、燃料費調整額の単価が前年同月比で約7円も上昇するなど、異常な高騰状態となっています。
  • ・これまで、燃料費調整額の上限を超過した分のコストは生活クラブエナジーで吸収して対応してきましたが、供給価格より調達原価が上回る状況が続き2022年度上半期で約3千万円の赤字となっています。世界的なエネルギー価格の高騰、円安、ロシアの侵攻によるウクライナ戦争などの先行きが見えず、更なる高騰含めて価格高騰は当面続くことを判断し、安定した持続性のある事業を進める為に、上限設定を撤廃することが必要と判断いたしました。

 
 
Q4.「燃料費調整額」の上限を撤廃するとどれくらいの値上げになるの?
 

  • ・エリアにより異なりますが、2022年11月の実績で試算しますと、電気料金全体(燃料費調整額だけではなく基本料金なども含めた全体の料金で試算)で109%~123%の値上げとなります。

 
*標準世帯の電気料金試算(260kWh、30A、再エネ賦課金873円含む:月次)

標準世帯の電気料金試算

 
 
Q5.いつから「燃料費調整額」の上限を撤廃するの?
 

  • ・「生活クラブでんき」は、2022年12月のご利用分(1月検針・2月請求分)より、上限が撤廃された燃料費調整額を適用いたします。

 
 
Q6.再生可能エネルギーの調達比率が高くても、燃料費調整額は必要なの?
 

  • ・2016年に「生活クラブでんき」をスタートするときに料金体系はそれまで地域独占していた旧一般電気事業者(東京電力など)の規制料金体系に合わせることを方針としてこれまで実践してきました。料金は同じだけど中身が再生可能エネルギーという方がわかりやすいと考えからです。その料金体系に燃料費調整費制度を含んでいるものです。「生活クラブでんき」の電気の調達は再エネ比率が高くなってきていますが、すべてではありません。またFIT(固定価格買取制度)再エネ電気は2020年から送配電会社(送配電事業を主にしている旧一般電気事業者)を経由して電気の買取と代金支払いをする仕組みに変わり、その買取価格は市場連動価格となっています。

 
 
Q7.燃料費調整額以外の電気料金の単価も値上げするの?
 

  • ・今回、「生活クラブでんき」の電気料金単価につきましては、変更ありません。

 

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