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でんきのはなし

【2025/1/26まで】「第7次エネルギー基本計画」パブリックコメントへ意見を届けよう

私たちの意見を改定案に届けよう


2024年12月17日に第7次エネルギー基本計画の原案が公表されました。
現在、この原案に対するパブリックコメントを政府が公募しています。

※パブリックコメントとは
国の行政機関が政令や省令等を決めようとする際に、あらかじめその案を公表し、広く一般から意見、情報を募集する手続きが、パブリックコメント制度(意見公募手続)です。寄せられた意見を考慮し、行政運営の公正さの確保と透明性の向上を図り、国民の権利利益の保護に役立てることを目的とした制度です。出された意見と回答の公表は、法的に義務付けされています。

パブリックコメントは国籍や年齢にかかわらず市民一人ひとりが提出することができます。

「エネルギー基本計画」は、これからの日本のエネルギーの在り方を方向づける重要なものです。
ですがその議論のプロセスには市民が参加する場がほとんどなく、原発推進・化石燃料維持を支持する委員が多数であるなど、偏りがあるなかで進められました。また、火力発電の温存、原発を最大限活用するといった内容で、国際的な課題である温室効果ガス削減を先送りするしようとする、問題のあるものです。
だからこそ、この制度を活用して大勢の意見を届けることが必要です。

(一社)生活クラブエネルギー事業連合では、以下の意見書をパブリックコメントとして提出しました。

■第7次エネルギー基本計画パブリックコメント募集概要

1.募集期間

2024年12月27日(木)~2025年1月26日(月) 23:59必着

2.提出先

2通りの提出先があります。
①Web経由:総務省行政管理局が管理するe-Gov のフォームにて(入力文字数制限計2,000字以内)
https://public-comment.e-gov.go.jp/pcm/detail?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620224019&Mode=0

②郵送
意見提出用紙を下記の住所宛にお送り下さい。
意見提出用紙は、上記サイトの意見募集要領に含まれています。
住所:〒100-8901 東京都千代田区霞が関1-3-1
経済産業省 資源エネルギー庁 長官官房総務課 パブリックコメント担当 あて

■どうやって書いたらよいの?

パブリックコメントには、文体の指定はありません。以下の3点を満たし、自分の意見を素朴に書くことが大切です。

①対象の政府原案の内、どの部分についての意見なのかを具体的に指定する。
※どの部分に関する意見とは言いづらい場合、「原案全般に対しての意見」として指定する。
②意見の概要 100字程度にまとめる
③意見内容

※上記のe-Govの意見募集ページの「意見公募要領」もご参照ください。

■参考になるWebサイトなど

●ワタシのミライ「パブコメに参加しよう!」
https://watashinomirai.org/energy_publiccomment/


※「ワタシのミライ」とは:脱炭素社会への公正な移行を急ぎ、2050年までに自然エネルギー100%で豊かに暮らせる社会を創るために活動する各種団体、市民がつながるムーブメントです。
現在、171団体が参加(2025年1月10日現在)。8つの生活クラブ関連組織も参加しています。


●オンライン学習会 「破綻必至の日本の原子力政策と核燃料サイクル」

パブリックコメント締め切り後の開催となりますが、第7次エネルギー基本計画を学ぶ機会になりますので案内いたします。

・開催日:2025年1月30日 10:30~ オンライン

・主催:「六ヶ所再処理工場」に反対し放射能汚染を阻止する全国ネットワーク

・お申込みや内容はこちらから