日本で使っているエネルギーはどこから来て、一体どれくらい使っているのでしょうか。
10Wの電球は5Wの2倍明るい、というのは「パワー」の比較。
その電球を続けて何時間点灯できるのか?というのが「エネルギー」に関するお話です。
2019年度の「日本のエネルギー(電気含む全て)」は、
石油(37.1%)→石炭(25.3%)→天然ガス(22.4%)→再生可能エネルギー(9.3%=水力3.5%を含む)→原子力(2.8%)と云う構成<2019年度日本のエネルギー消費84.8%が化石燃料由来>でした。
そして、この「日本のエネルギー」は、最終的に
「ものを作る(製造業他)部門(46.1%)」
「ものや人を運ぶ(運輸)部門(23.2%)」
「ものやサービスを売る部門(16.6%)」
「一般家庭(14.1%)」で消費されました。
日本全体で使用された「総エネルギー(約13EJ(*))」は、「一人あたり」に換算すると「18リットルの灯油缶×156個分/年」に相当します。
また、日本のエネルギー自給率は12.1%と、OECD38か国の中でも最下位グループに属し、多くの燃料を海外に依存しているのが現状です。
*:EJ(エクサジュール)の「E」は「10の18乗」という単位